株券の移動方法

「ほかの証券会社に株を移動できる?」
 「いままで株の取引などはしたことがないけれど、ストックオプションで取得した株が大手証券にあり、手数料の安いネット証券に移動してから売却したい」

このようなお話をよく耳にします。ここでは株の移管方法についてご案内いたします。

証券会社間の移管

株は証券保管振替機構「ほふり」で管理されています。ほふりを通じて証券会社間の移管が可能です。
証券会社間で株券を移動することを移管(または振替入庫)といいます。
特定口座同士、一般口座同士で移管でき、一般的に1週間から2週間ほどの期間を要します。

移管に手数料はかかるの?

今預けてある証券会社を移管元といい、これから預ける証券会社を移管先といいます。
移管先では手数料無料ですが、移管元は移管手数料を徴収する場合があります。
ネット証券ではほとんどの場合、移管手数料無料ですが、他社へ投資信託を移管する場合は1銘柄あたり1,050円が一般的です。

一般口座から特定口座に移せる?

原則として、一般口座は一般口座間、特定口座は特定口座間での移管に限ります。
ただし、例えばA証券からB証券の一般口座に移管後、B証券で特定預かりに変更すれば、A証券の一般口座からB証券の特定口座に移管が可能です。※2週間ほど時間がかかります。
また、一般口座から特定口座に移す場合には、買付単価を証明する書類(取引報告書など)が必要です。

投資信託は移管できる?

株式同様移管できます。

債券は移管できる?

転換社債型新株予約権付社債のみ可能です。国債、外国債券は移管できません。

手元にある株券を入庫したい。

株券電子化となった今、手元にある株券をネット証券に直接入庫することはできません。しかし、紙切れになったわけではありませんのでご安心を。

手元にある株券は自動的に電子化され、信託銀行の特別口座で預かっている状態になっています。ただし、特別口座は株式を売買するための取引口座ではないので、株式を売却したい場合は、信託銀行等(特別口座管理機関)から、証券会社の取引口座に残高を移す必要があります。

▼証券会社での移管手続の方法

  • 手持ちの株券の取り扱いがある株主名義管理人(信託銀行など)に問い合わせをして、株式振替用紙をもらう。
  • 振替用紙に、移管を希望する証券会社の名前を記入し、信託銀行に送る。
  • 2週間から1ヶ月で希望した証券会社に残高として反映される。

▼注意点

  • 希望する証券会社に総合口座を持っていないと移管できません。
  • 信託銀行の特別口座から証券会社に移管した場合、一般口座への入庫となります。(特定口座に入庫したい場合は、一般口座から特定口座への振替手続きが必要です。ただし、どこの証券会社も5月29日が締め切りです。)
  • 希望する証券会社がタンス株の入庫を受け付けていない場合は、タンス株の入庫を受け付けている証券会社に入庫してから移管する必要があります。(クリック証券、岡三オンライン証券はタンス株の入庫を受け付けていません。)

どんなときに移管をするの?

手数料を安く済ませるため、対面取引の証券会社からネット証券に移管するという方がもっとも多いです。
信用取引をしている場合、担保株券として移管するケースもあります。
さらに、証券会社とのトラブルから、他社証券に移管したというお話も聞いたことがあります。

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